先日は鬼平犯科帳スペシャルが再放送していたので懐かしく見ていました。
普段時代劇は興味ないのですが、これは別。
人情・粋・哀愁・風情など様々な情景がどれも印象深く。
酒を飲んだり食事したりするシーンが多いのも見ていて楽しい。
エンディング、インスピレーションが流れるところもイイ。
先週訪れた場所をご紹介。
この日は御茶ノ水に用事で都心を回るので電車と徒歩で。
最初に腹ごしらえ。
雨の中、御茶ノ水駅から歩き、用事を済ませ、向かった先は
神保町 キッチン南海。
老舗の洋食屋さん。
平日の12時前後だったので会社員軍団で混み混み。
8人ほど並んでいたが回転が速いのですぐに呼ばれる。
カウンターに座り目の前の調理を眺めながら期待大で待つ。
名物 カツカレー。
初めての店なので、まずは名物を。
具は煮込まれて?なのかサラサラルー。
の上にサクサクカツにキャベツ。
ルーは甘さ辛さが程よく、カツも出来立て熱々。
全てを口の中に放り込みガシガシ。
あまり外食でカレーは食べないのだが、これは旨い。
生姜焼きとクリームコロッケ。
クリームコロッケが激アツ。
猫舌の人は絶対注意。
噛むと優しい味付けのクリームがトロリ。
生姜焼きは衝撃味。
自分で作るのと違い、そんな激しく生姜生姜せず塩味のバランスがほどよく旨い。
玉ねぎと肉とライスをかきこむ。
合間にドレッシングをかけたキャベツも挟みつつ。
ライスもメインもボリュームが凄い。
ライスは少なめと注文できたようだが知らなかったし残す事は基本しないので完食。
隣の若手サラリーマンはもったいない事にライスを半分ほど残していった。
今時珍しいぐらい値段も手頃。
職場の近くにこんな店があったらいいのに。
皆さんが羨ましい。
腹ぱんぱんで雨の中をまた御茶ノ水方面に戻り。
神田明神の前を歩き
すぐの 名酒センター。
浜松町にもあるようで、そこのまた別店舗。
有料試飲ができる酒がたくさん。
海外の方が数名試飲していました。
結局買う事はなかったが来てみたかったので良かった。
次は四ツ谷なので御茶ノ水駅に戻り乗車。
駅で降り、少し歩いて
鈴傳。
夜は角打ち立ち飲みできる場所も隣にあるようだ。
入店しざっくり見渡すが、どうも興味をひかれるものがいまいち。
「このまま帰るかぁ」とうなだれたままレジ近くへ行くと「鈴傳カーブ」と書かれたところに階段が。
カーブてことはワインか?と思い下へ行くと秘密基地のような冷蔵部屋が分かれて何個もある。
早く教えてくれいと思いつつキョロキョロ。
そのひとつは事務所机や書類が置いてある部屋に、でっかい冷蔵部屋が併設。
「見ていいんですか?」と忙しく作業をしている数人の一人に聞くと「いいですよ~~」と。
温度管理された寒い全ての部屋を入るたびに、品揃えの豊富さに驚き。
壁に貼られた古いカーブ地図を見ながら、一階で終わりかと思っていたのに地下にこんなに地酒があったので来てよかった。。としみじみ。
一階に戻り会計しているとお客さんが入れ替わりきていた。
数十本購入する飲食店さんもいて、だろうなぁと納得して移動。
御茶ノ水駅まで乗車して戻り、線路沿いの淡路坂を下る。
陽がかたむくなか、ここからの眺めはビルや電車が入り混じりいいかんじでした。
鈴木酒販 小売部 神田店。
お目当ての酒が売ってるはずなので来たかった店。
入店し左側に並ぶ冷蔵コーナーをじっくり拝見。
奥には冷蔵室もあり。
角打ちもできるらしくこじんまり飲めるコーナーも。
購入し移動。
ここですでに四本を持ちながらの歩き。
ここから神田川を超え秋葉原駅を横目に進み、首都高下をひたすら北へ歩く。
蔵前橋通りを超え仲徒一通りあたりまで来て右にはいり。
目指すは台東3丁目。
ふくはら酒店。
汗だくだくで到着。
さっそく入店しじーっとじっくり品定め。
ここも地下がありワインが大量でした。
購入しこの日の買い出しは終了。
近くの佐竹商店街を歩きながら上野駅を目指しひたすら歩く。
古ーい地味ーな年季の入った味のある構えの店が多い。
四合瓶を数本持ちこんなに徒歩で移動した事はなく。
普段車で買い出しなのでなかなかの疲労感でまくり。
「保冷バックにいれていたが早く持って帰らねば酒が悪くなる」という思いと
「運動不足解消」という思いと「すげー疲れる」という思いでいっぱいのまま、
上野駅到着。
電車内で座らせていただき帰路へ。
地元をとぼとぼ歩き、ふと見上げると
でっかい丸い虹が夕焼け空に。
「お疲れさん」と言ってくれてるような、ないような。
短時間で全ての店を回りきる強行スケジュールでしたが、歩くことで見つける出来事、情景があるのだなと実感。
初めての味、初めての地酒、初めての街並みと新しい事づくしで楽しい買い出しでありました。